デスクトップPC自作 ケース選定 「Fractal Design Define R6 USB-C」を選択

下記記事に続いて、デスクトップPC自作のパーツ選び、今回はケース選定です。

デスクトップPC自作 メモリ「Crucial ネイティブ3200MHz 16GB×2」を選択
デスクトップPC自作のパーツ選び、今回はメモリ選定です。 Ryzen 7 3700X(もしくはRyzen 5 3600)で新規にPCを組むために、私がどのような考えでメモリを選んだか、という内容に絞ってその際に調べた情報をまとめたいと思います。

PCのケースは、完成後には常に目に入るため外観的に重要なパーツです。
また、静音性や冷却性、組み立てや配線のしやすさなど機能的にも製品によって差があります。
PCのパーツの中でも長く使い続けることができるパーツなので、しっかりと自分の好み、要望に合った製品を選びたいところです。

結論「Fractal Design Define R6 USB-C」を選択

最初に結論を書くと、Fractal Design のDefine R6 USB-Cを選択しました。
色はガンメタルにしました。

Define R6 USB-C — Fractal Design

最安値16000円程度でPCケースとしては少し高価格帯の製品ですが、価格.comの売れ筋ランキング4位と人気のケースです。(2019年8月24日時点)

選択の決め手となった特徴を列挙します。

・サイドパネル、フロントパネル、トップパネルに防音素材を使用し、静音性に最適化
・サイドパネルはスチール(※強化ガラスのモデルも有り)
・140mmのファン3基を標準搭載し、エアフローを確保
・必要に応じて、トップパネルを外して冷却性能を高める事が可能
・5インチベイ×1、3.5/2.5インチベイ×2、2.5インチブラケット×2 と拡張性が良い
・フロントにUSB Type-Cを搭載
・CPUファン高さ最大185mm、GPU最大440mmと十分な内部スペース。組み立て、配線もやりやすそう
・シンプルでかっこいいデザイン(私の主観)

私のPCケース選定方針

静音性 ~静音性は最優先、ガラス製サイドパネルは除外~

私が今使用しているPCのケースはZALMAN Z9 PLUSです。
安いのになかなか良くできたケースだったのですが、最大の不満点は静音性でした。
静音性を求めたケースではないので当然ですが、負荷がかかるとCPUファンやグラボのファンの音が結構気になります。

そこで、今回は静音性を最優先してケース選びをしました。

最近はガラス製サイドパネルのケースとLED付きパーツを使って、ピカピカ光らせるのがトレンドのようですが、ガラス製サイドパネルは防音素材付きスチールに比べると静音性で劣ってしまいます。
また、私は1K暮らしで夜もPCを起動しっぱなしの事が多いため、あまり光ってもらっても困ってしまいます。
そのためガラス製サイドパネルのケースは初めから除外しました。

静音性が良いケースを選ぶために注目したのは下記のポイントです。

①防音素材を使用している
 →Define R6はサイドパネル、フロントパネル、トップパネルに防音素材を使用しています。

②フロントパネルやトップパネルが穴の無い(小さい)、内部の音が漏れにくい構造になっている
 →Define R6はフロントにドアパネルがついており、トップパネルも密閉できる(開けることも可能)構造になっています。

③製品重量が重い
 →デメリットにもなりますが、頑丈な方が共振による音が出づらいためです。Define R6は12.4kgとかなり重量級のケースで、レビューを見てもがっしりしているようです。

④大口径(140mmなど)のケースファンを標準搭載している
 →ファンは口径が大きいほど、小さな回転数で大きな風量を得られるため、結果的に静音化に繋がります。Define R6は140mmファンをフロントに2基、リアに1基、標準搭載しており、エアフローと静粛性を両立しやすくなっています。また標準搭載されているファンはかなり上質なファンのようで、単品購入すると1つ2000円程度もするものです。

Define R6はユーザーレビューを見ても、静音性に優れているというレビューが多く、期待できそうです。

ちなみに、Define R6にはガラス製サイドパネルを搭載したモデル(Define R6 USB-C Tempered Glass)もあります。

Define R6 USB-C Tempered Glass — Fractal Design

ガラス製サイドパネルを搭載したモデルとしては、静音性が良いようで、こちらも人気のある製品のようです。

5インチベイ ~BDドライブを内蔵したいので1つは必須~

次に重視した条件は、5インチベイを1つ以上搭載していることです。

最近は5インチベイが1つも無いPCケースが増えてきています。
光学ドライブは不要という人が増えたこと、5インチベイを無くすことで大型の簡易水冷ファンを設置しやすくしたり、あるいはケースの小型化をしたりというメリットを出せるというのが理由だと思います。3.5インチベイの数が少ないケースも増えている気がします。

一方、私はアニメオタクで頻繁にPCでブルーレイを見ていること、音楽は未だにTSUTAYAでCDを借りてPCに取り込んでいることから、BDドライブをPCに内蔵したいです。
もちろん外付けのBDドライブを使用するという手もあるのですが、毎回接続するのも面倒ですし、繋ぎっぱなしにしてPCの周りに置いておくのもなんだか邪魔だなと思ってしまいます。

さらに欲を言うと、SDカードのリーダーもできれば内蔵したいので、5インチベイが2つあると尚良いです。

Define R6は5インチベイが1つ搭載なので、SDカードリーダーの内蔵は残念ながら諦めなければなりません。
この点は少しネックでしたが、他の要素も加味するとDefine R6が一番良さそうだったので、SDカードリーダーは小さくて外付けでもそれほど邪魔にならないだろうということで許容することにしました。

冷却性 ~静音性との両立と拡張性~

PCケースの性能として冷却性(エアフロー)も重要な要素です。
いくらCPUやGPUに良いファンをつけてもケース内部の温度が高ければ、効率良く冷却することはできないからです。

静音性を重視するとなるべく穴が少ない構造になるため、基本的には冷却性には不利になります。

しかし、Define R6は冷却性も悪くないようです。
標準で140mmのファンをフロントに2基、リアに1基搭載しています。先述の通り、標準搭載されているファンは単品購入すると1つ2000円程度と、ケース付属のファンとしてはなかなか良い(音の小さい)ファンのようで、静音性と冷却性の両立に貢献しています。

また、フロントはドアパネルで覆われていますが、端に吸気口が開いており、ちゃんと外気を取り込める構造になっています。

また、冷却性を向上させたい場合は、トップパネルを外してファンを増設することも可能です。(その場合静音性は悪化してしまうと思われますが。)
120mmファンだとフロント、リア、ボトム、トップで最大9基まで搭載できるそうです。

さらに、トップやフロントに簡易水冷ファンを設置することも可能なようです。ドライブベイなどとの干渉やサイズには注意が必要だと思いますが。
私は今の所空冷のみで良いかと思っていますが、将来的に水冷を導入したいと思った時に対応できる拡張性があるというのは安心できます。

拡張性 ~3.5インチベイの数、CPUクーラー高さ、GPU長さなど~

写真や動画データが多いのでHDDはそこそこ積みたいと思っています。
Define R6は3.5/2.5インチベイが6つあり、オプションのドライブトレイキットを買うと最大10個まで搭載できるようです。私の場合は6つで十分足りると思います。
2.5インチ専用ブラケットも2つ有ります。今はM.2規格のSSDが主流になりつつあるので、あまり需要は無いのかもしれませんが。

その他、CPUクーラーの高さは185mmまで、GPUの長さは440mmまでといずれも私にとっては十分なスペースが確保されています。

組立作業性、メンテナンス性 ~地味に重要なポイント~

次に、組立作業性、メンテナンス性です。

私は手先の器用さに自信が無いので、地味に重要なポイントです。

Define R6は比較的大きめサイズで内部スペースに余裕がありますし、構造がよく考えられていて、組み立てや配線はやりやすいというレビューが多くあり、その点はあまり心配は無さそうです。
また、値段が高いだけあって、作りも良いようです。

またサイドパネルがジェラコンキャッチで固定されており、ツールレスで開けられるなどメンテナンス性にも優れていそうです。

ただし、電源ユニットを隠すPSUシュラウド構造が採用されている点には注意が必要です。
PSUシュラウド構造により配線が隠れるため、特にガラス製サイドパネルのモデルでは見た目がスッキリするメリットがあるのですが、プラグイン式の電源ユニットでケーブルを追加したい際には作業がやりづらいというデメリットもあるようです。
例えばHDD増設など電源ケーブルを追加する可能性がある場合など予め多めに繋いでおくと良いかもしれません。

USB Type-C 端子 ~あると嬉しい~

最近スマホの端子などでじわじわ増えているUSB Type-C 端子ですが、USB3.1 Gen2 に対応し高速通信が可能、急速充電が可能、ディスプレイ出力にも使用可能、裏表が無いため挿し間違えが無い、など多くのメリットが有り、今後普及していくものと思われます。

私はまだUSB Type-C 対応機器を持っていないので、現状必要という訳ではありませんが今後数年間使用し続けるうちに欲しくなる可能性は高いと思います。

最近のマザーボードのバックパネルにはUSB Type-C 端子が付いているものも増えてきましたが、私のPC置き場だとバックパネル側は頻繁に抜き差しがしづらいのでフロントについていると嬉しいです。

Define R6 はフロントにUSB Type-C 端子が付いているものと、付いていないものがあります。品番にUSB-C と記載されているものには搭載されています。

少し価格差がありますが、大きな差がある訳でもないので今から買うならUSB Type-C 端子付きのモデルが良いと思います。

ただし、ケース側に端子があっても、マザーボード側がフロント用USB Type-Cに対応していないと意味が無いので、その点はご注意下さい。

他に候補として検討した製品

Define R6以外に候補として考えた製品を紹介します。
ガラス製サイドパネルは除外、5インチベイ必須と流行に逆らう要望のため、候補の製品はあまり多くはありませんでした。

Fractal Design Define R5

1つ目は同じFractal DesignのDefine R5です。

Define R5 — Fractal Design

Define R6の前モデルで、こちらも人気のある製品のようです。

Define R6と比較してのメリット・デメリットを挙げます。

◎メリット

・5インチベイが2つある
・価格が安い(2019年8月24日現在の最安値12000円程度)

◎デメリット

・標準搭載のファンが2基のみ
・Define R6に搭載のファンはDynamic X2 GP-14、Define R5に搭載のファンはDynamic GP-14と異なる。MTBF(平均故障間隔)を比較すると、R6に搭載のファンは100000時間、R5に搭載のファンは40000時間で、R6に搭載のファンの方が上質と思われる。
・USB Type-C 端子を搭載したモデルが無い

5インチベイが2つというメリットを除くと、Define R6の方が総じて優れているように感じました。

ANTEC P101 Silent

2つ目はANTECのP101 Silentです。

P101 Silent | 株式会社リンクスインターナショナル
ストレージ性能を高めたATX対応サイレントミドルタワーPCケース圧倒的な遮音性を発揮するフロントドアと二層構造の遮音パネル8つのストレージ搭載に対応する3.5/2.5インチシャドウベイフロント120mmファン3基、リア140mmファン1基標準搭載360mmサイズの大型ラジエータ搭載に対応最大450mmを確保した拡張カー...

こちらも静音性の評判は良く、5インチベイも有り、私の要望を概ね満たしており、欠点の少ないケースだと思います。

しかし、Define R6に対する明確なメリットは価格(2019年8月24日現在の最安値10000円程度)くらいで、私としては他にはあまり優位点を見い出せませんでした。

デザイン、作りなどの評判の良さ、USB Type-C 端子などから、多少値段が高くてもDefine R6を選ぶことにしました。

まとめ

上記の通り、静音性、5インチベイ有り、冷却性、組立作業性、USB Type-C端子などの観点から、Fractal Design のDefine R6 USB-C を選択しました。

少し値段が高いですが、ガラス製のサイドパネルは好まない、5インチベイが必要という方は選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

 

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