電動昇降デスク「FLEXISPOT E7」を購入

半年ほど前に、電動昇降デスク「FLEXISPOT E7」を購入しました。
導入した理由と半年使ってみた感想を紹介します。また、製品選択の経緯や組み立て手順についてもまとめました。

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電動昇降デスクを導入した理由

電動昇降デスクの導入を考えた理由はズバリ、腰痛(坐骨神経痛)です。

仕事がデスクワークで、自宅でもデスクに座ってPCに向かっている時間が多く、ずっと座り続けているせいか、数年前から慢性的な腰痛に悩まされています。
椅子にしばらく座っていると、腰の鈍い痛みや裏太ももの痺れが出てしまいます。
デスクチェアを良いモノに変えたり、整形外科に通ったりしたもののなかなか改善しませんでした。

そこで腰痛対策について調べていたところ見つけたのが電動昇降デスクの情報でした。

電動でデスクの高さを変更できて、スタンディングデスクとして立って使うことも、通常のデスクとして座って使うこともできるため、座りっぱなしになることを防ぐことができます。

単純に座りっぱなしでいることが辛いので、時々姿勢を変えてPCを使えるという点と、座る時間を減らすことで腰痛の症状自体が改善することを期待して導入することを決めました。

 

半年使用してみての感想

導入して良かった!

電動昇降デスク「FLEXISPOT E7」を購入して半年ほど使用してきましたが、結論としては間違いなく導入して良かったです。

レビューを調べていると、「最初だけで途中から昇降機能を使わなくなった」というような人もいるようでしたが、私の場合は毎日何回も昇降しており、フル活用しています。

座りっぱなしに比べて立ったり座ったりできるのはやはり楽

私の場合は、30分から1時間くらい座っていると腰の痛みや足の痺れが出てきます。
なのでどちらかというと立って使う時間の方が長くなっています。

一方で立ちっぱなしだと、それはそれで足が疲れてきます。
特に足の裏が一番痛くなりがちですが、底の柔らかいサンダルを履くことである程度緩和できています。
私が使用しているのは、Amazonで買った下記のサンダルです。

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定期的に立ったり座ったり姿勢を変えるのが、一番体に良い気がしますね。
頻繁に姿勢を変えるためには手動の昇降デスクや、高さのメモリー機能が付いていない製品だと面倒になってしまうと思います。

高さの微調整が効くのもメリット

例えばキーボード入力など作業をする場合と、動画を見る場合で高さを微調整できるという点が地味に良いです。

動画を見る場合、椅子をリクライニングさせて、デスクの高さを上げるとモニターを軽く見上げるような形になり、なんとなく映画館で鑑賞するような気分に浸れます。
また、スピーカーの高さが顔の高さと同じくらいになるように調整すると、いつもより音が良く聴こえるような気がします。

他にもデスクでイラストを描くという方も、描きやすい高さに調整できて良いのでは無いかと思います。(私は描きませんが。。)

腰痛の症状自体の改善には繋がらず

残念ながら、腰痛の症状の明確な改善には今の所繋がっていません。
もちろん個人差があることでしょうし、少なからず症状の悪化を防いでくれているのかもしれませんが。
ストレッチやマッサージでほぐしたり、運動でインナーマッスルを鍛えたり、他の改善アプローチも併せて検討する必要がありそうです。

唯一のデメリットは「圧倒的重さ」

電動昇降デスクはしっかりした製品だと非常に重いです。

私が購入した「FLEXISPOT E7」は天板を除いた本体重量だけで32.3kgあります。
さらに天板は別途注文した無垢材の天板を使っているのですが、そちらも15kgくらいあります。(天板のサイズ、材質によって大きく変わると思います。)

合計重量は50kg 近いです!

組み立てはかなり大変でした。完成してしまえば普段使っている分には問題にはなりませんが、部屋の模様替えをしたい場合などは大変だろうと思います。引っ越しする時も、引越し業者さんが大変そうでちょっと申し訳ない気持ちになってしまいそうな気がします。

製品選択の経緯

「FLEXISPOT E7」を選択した理由

電動昇降式デスク・E7 | FlexiSpot 公式ストア
FlexiSpot電動昇降デスクE7を使えば、立ち姿勢に合う高さまで調節可能。天板サイズ、色をお部屋の雰囲気やデザインに合わせチョイス。

電動昇降デスクとしてはド定番と言える製品でレビューもたくさんありますが、私にとって選択の決め手になった特徴を挙げます。

①昇降範囲が広く、特に低い側が58cmまで下げられる

58cmというのは天板を除いた高さで、私の場合厚さ3cmの天板を載せているため実際には61cmになります。(Flexispot純正の天板の場合は2.5cm厚なので60.5cm)

他の製品だと最低高さが70cm程度というものが多く、低い側の調整が効く点は最大の決め手でした。
私の身長は166cmですが、70cmの高さに椅子の高さを合わせると足がしっかり地面に付かず太ももへの圧迫が強くなってしまいます。座り作業は67cmくらいでちょうど良い感じでした。

背の低い方であればこの点は重視した方が良いのではないかと思います。

②天板を自由に選ぶ事ができる

純正の天板とセットで購入する事も出来ますが、脚部のみを購入して天板は別途用意して自由な素材、自由なサイズのデスクにカスタマイズすることが出来ます。

私の場合、天然木の素材にしたかったのと純正には無いサイズにしたかったので別途購入しました。

ちなみに天板はマルトクショップという通販サイトで国産の栗無垢材を購入しました。

木材通販のマルトクショップ - 笑顔と木のある暮らし創りのお手伝い
笑顔と木のある暮らし創りのお手伝い

③高さのメモリー機能で4つの高さを登録できる

Flexispot E7は4つの高さを登録して、ボタンにタッチすれば登録した高さに調節してくれるメモリー機能が付いています。
頻繁に高さを変えるためには、高さメモリー機能は必須だと思います。

また、座り姿勢と立ち姿勢の2つだけではなく4つ登録できる点もポイントです。
前述の通り、座り姿勢、立ち姿勢の中でも場面によって高さを変えたい場合があるからです。

④コストと信頼性のバランス

電動昇降デスクの価格はピンキリで、国内のオフィス家具メーカー製で10万円、20万円という製品もあれば、中国メーカーで1~2万円という製品もあります。

あまり高すぎる製品は手が出ませんが、長く使いたいモノで毎日高さ調整の駆動をするので信頼性の低い製品も避けたい所です。

Flexispot は中間的な価格の製品で海外メーカーですが、日本でも使用している人が多く、製品の出来栄えに対するレビュー評価も良好なようでした。(多くのレビュアーに無料提供しているようでちょっとステマ感はありますが。。)

私が購入したE7 (天板無し)は通常価格で57000円ですが、度々割引セールやクーポン配布があり、25%オフなどかなり割安で購入できるタイミングがあります。
急ぎでない場合は、タイミングを見計らって購入することをオススメします。

Flexispot E7 以外で検討していた製品を2つ紹介します。

他の候補① SANODESK EC5

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SANODESKというのはFlexispotのサブブランドのようで、品質的には同程度の信頼度があると思われます。

この製品はFlexispot E7 と比べると、

・最低高さは天板無しで62cmなので許容範囲(E7 より4cm高い)
・少し安い:天板無しで44000円程度
・少し軽い:天板無しで28.2kg(その分若干耐荷重で劣る)
・メモリー機能は4つの高さを登録可能

求めている条件は満たしていて、価格も安かったので正直こちらが本命でした。

しかし、買いたいタイミングで在庫なし状態が続き、E7をかなりお得に買えるチャンスがあったため最終的にはFlexispot E7を購入することになりました。

2023年8月現在も在庫なしの状態が続いているようです。

他の候補② コクヨ STANDSIT-W

電動昇降デスク STANDSIT-W 【コクヨ公式通販(個人向け)】
電動昇降デスクのエントリーモデル「スタンジットダブル」。安心の国内生産品。ご自宅で使いやすいサイズバリエーション。安定性に加え、指はさみ防止など安全に配慮した設計です。

こちらは言わずと知れた文房具やオフィス家具の国内メーカーであるコクヨの製品です。

特徴としては、

・国内メーカー製で安心感がある
・一番サイズが大きい天板セットでも60000円程度で比較的リーズナブル
・天板込みの最低高さが66.5cmでぎりぎり許容範囲(E7より5~6cm高い)
・+2000円程度で組み立てサービスがある
・天板のカスタマイズは不可
・高さメモリー機能は2つの高さのみ

特に組み立てを自分でするのに不安がある場合は良い選択肢になると思います。
こちらもかなり魅力的でしたが、天板カスタマイズ不可、高さメモリーが2つまでという点でFlexispot E7に軍配が上がりました。

組み立て手順

今回の組み立て方法は下記サイトを参考にさせて頂いています。

FlexiSpot一人組み立てに必要なもの|鬼目ナットと電動ドライバー必須 | カゲノデスク
Flexispot(フレキシスポット)デスクの天板穴あけは説明書通りNG。EF1|EJ2|E7|E7 Pro|E7H|E8の組み立て方を徹底解説。

ポイントは天板に直接ネジ止めするのではなく、鬼目ナットというものを埋め込んで六角穴付きボルトで固定するという点です。
この方法のメリットは、

・1人でも組み立てが一応可能
 →天板まで固定してからひっくり返すのは重くて1人だと厳しいです。脚部だけの状態でひっくり返してから天板を載せてボルトで固定という手順にすることで1人でも組み立てできました。
  (脚部だけでも床の傷を気にしながらひっくり返すのは大変だったので2人以上で組み立て推奨ではあります。)

・後から天板を外したり、再度取り付けが可能
 →天板に直接ビス止めしたものを抜くと、次に取り付ける時に固定力に不安があります。
  金属同士の鬼目ナットとボルトで固定する方法だと、後からの着脱もしやすくなります。
  引っ越しする時に外した方が運びやすいということもあると思うので、地味に大きなメリットだと思います。

組み立ての流れを写真付きでざっくり紹介します。

天板の開封

まずはマルトクショップ購入した天板を開封します。

今回選んだ天板は栗の無垢材でサイズは1500mm×650mm、厚みは30mmにしました。
木材を何にしようかと調べていたら見つけて「栗の天板なんてあるのか」と思い、調べてみると耐久性も良好で経年による色の変化も面白いという特徴があるようでした。
なんとなく身近な感じもして愛着も湧きそうだったので栗材を選びました。

節、白太有りを選びましたが、木目のアクセントになってなかなか良い感じです。

位置合わせと穴あけ

脚部と天板を固定する部分を先に組み立て、天板に対する位置を合わせます。
今回はデスクの足の外側の床にデスクトップPCを置きたいので、少し左右非対称にしています。
天板の表裏がある場合は間違えないように注意して下さい。

上図の赤丸を付けた12箇所をネジで固定するので、この位置に穴を開けていきます。
まずは位置合わせのために細いドリルで下穴を開けます。今回はM4の鬼目ナットを取り付けるためΦ6.0mmの穴が必要ですが、下穴はΦ3.0mmで開けました。
また、穴の深さをコントロールするために、ドリルにマスキングテープなどを張っておくと良いです。

全箇所の下穴を開けたら、脚部のパーツを外して下穴の上からΦ6.0mmのドリルで穴を開けます。
穴の深さは20mmの鬼目ナットが埋まるように21mmくらいを狙いました。
素人なのでバリとかが出ていますが、見えない箇所なのであまり気にしない事にします。

鬼目ナットの取り付け

穴を開けたら、鬼目ナットを取り付けます。
今回は天板の厚み30mmに対して、鬼目ナットはムラコシ精工M4x20mmを選びました。
六角穴付きボルトは脚部のフレームの厚み分(約9mm)を考慮して少し長くM4x25mmを選びました。

鬼目ナットを取り付ける時は側面に木工用ボンドを少し付けました。無くても大丈夫かもしれませんが。

天板に対して出っ張らないように、六角レンチでねじ込んで固定します。

これで六角穴付きボルトを用意に着脱できるようになりました。

脚部を組み立て、ひっくり返して、天板の固定

天板の準備が整ったので、取説に従って脚部を組み立てます。
組立自体はそこまで難しく無かったです。

組み立てたら、天板を付けていない状態でひっくり返します。
床に傷をつけないように、支点になる箇所には緩衝材を厳重に敷きました。
1人で組み立てる上で、ここが最も大変でした。天板が付いた状態でひっくり返そうとしたら私なら1人では無理だったと思います。

脚部をひっくり返して、デスクの設置場所に配置したら天板を固定します。
穴の位置が合うように天板を置いたら、六角穴付きボルトをねじ込んで固定します。
下からだと若干作業性は悪いですが、電動昇降機能を使って最大高さまで上げておくと比較的やりやすかったです。

 

リモコンの取り付け

最後にリモコンを取り付けました。

天板の固定と同じく、穴を開けて鬼目ナットを取り付けて六角穴付きボルトで取り付けました。
同じM4x20mmの鬼目ナットとM4x25mmの六角穴付きボルトで問題ありませんでした。

 

リモコンをどこに付けるかを後から決めたので、天板が固定された状態で下から作業をしました。
デスクの高さをマックスまで上げれば作業はできたものの、木くずが落ちてきたりして作業性は良くなかったので、天板を固定する前に位置決めをして一度天板を下ろして作業した方が良いかもしれません。

完成!

これで完成です。

DIY 初心者で電動ドリルドライバーの使用も初めてでしたが、そこまで難しいということはありませんでした。
あとは配線等を綺麗に整えたい場合はケーブルカバーなどを使用すると良いと思いますが、私はあまり気にしない方なので結束バンドで適当に束ねただけです。

最大まで高くした時と、低くした時ではこれだけ変わります。

電動昇降デスクの満足度は非常に高く、正直もっと早く導入しておけば良かったと思うほどでした。
デスクの購入を考えている方は選択肢に入れてみても良いのではないかと思います。

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